EasyCanvasとダミープラグでiPadをWindowsの液タブに出来る!というお話

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 今までiPadをWindowsの液タブとして使用する方法といえば年額2400円のDuet Proほぼ一択でしたが、Duet Display自体1200円する上に年額2400円というのはユーザーとしては痛い出費です…

 じゃあWindowsで他にiPadを液タブ化する方法はないの?ということで色々調べた結果、結構有用な方法を発見しましたのでそちらを紹介します。

 結論から申し上げますと、「EasyCanvas」と”画面を拡張するツール”を使用してiPadを液タブ化します。

 EasyCanvasとは1400円買い切りで使えるWindows対応のiPad液タブ化ソフトで、2週間のお試し期間付きというユーザーにめちゃくちゃ親切なソフトとなっています。Apple Pencilを使う場合、タッチ操作はできませんがWindowsでApple Pencilが使えるというだけありがたい。

EasyCanvas

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 しかしながら問題点もあり、このソフトでは画面の複製しかできず、16:9のモニタなら上下に使用できない部分が出来てしまいます(図1)。一応表示部分を拡大して使用することはできるのですが、解像度が低いため画面はボケるし、タッチできない領域が発生するため使いやすいとは言えないです。

図1

 そこで、”画面を拡張するツール”と併用して使うことでこの問題を解決します。この方法は何通りかありますので、分けて紹介します。現在動作確認している方法は以下の3つです。

  • Duet Dispalyと併用する方法
  • XDisplayと併用する方法
  • ダミープラグを使用する方法
  • 「Duet Display」を使用する方法はDuet Displayが1200円と有料ですが、買い切りでiPadの最大解像度で使用することが出来ます。
  • 「XDisplay」を使用する方法はiPadの最大解像度で使用することが出来ないのですが、こちらのソフトは完全無料で使用できます。つまり、Easy Canvasと併用して2週間は無料、それ以降もEasyCanvasの1400円のみで使用できます。
  • 「ダミープラグ」を使用する方法はPCにHDMIポートが必要な上、これを購入する必要があります(800円ほど)が、Duet Displayより安くiPadの最大解像度で使用することが出来ます。

 それぞれメリット、デメリットがありますので合う方法で使用するのが良いと思います。

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Easy Canvasの使用方法

 EasyCanvasは冒頭でも説明した通り、iPadを液タブ化するアプリです。

Easy Canvasのインストール方法

 EasyCanvasを使用するためには、PCとiPadの両方にソフトをインストールする必要があります。

 インストールといってもPCでは公式サイトからインストーラをダウンロードして実行するだけ、iPadではApp Storeからインストールするだけです。それぞれ以下のリンクからインストールしてください。

EasyCanvas

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Easy Canvasの使用方法

 使用方法も難しいものではなく、PCとiPadそれぞれのソフトを起動するだけです。といってもPCのソフトはインストールするだけで常駐ソフトとして勝手に起動するため、USBケーブルでiPadをPCに接続してiPadのアプリを起動するだけです。アプリと起動すると図2の画面が表示され、しばらくするとPCと接続されPCの画面が表示されます(図3)。

図2

図3

 基本はこれだけで、Windowsのタスクバー右のEasyCanvasのアイコンから詳細な設定ができます。これも難しいものではなく、「Serect Display」から表示するディスプレイを選択し(図4)、「Setting Display Scaling」で コントロールパネルのグラフィック設定で選択されたスクリーンスケールと同じものを選択します(図5)。これは、デバイスが入力した座標がPC画面に正しく表示されるようにするための設定です。わからなければ全て試してうまく動作するものを使用すれば良いです。

図4

図5

 それから、EasyCanvasではタッチ操作をする「Finger」操作、apple pencilで操作する「Apple」操作、ワコムのスタイラスペンを使用して操作する「wacom」操作がアプリ上で選択できますが、Apple Pencil以外は使用しないので気にする必要はありません。また、冒頭でも説明した通りApple Pencilで操作する際、タッチ操作はできません。

 また、「Expand」を選択することで表示部分を拡大して表示、操作することが出来ますが、これも使用しないため気にする必要はありません。これらについては詳しくはググってみてください。

Duet Displayと併用する方法

Duet Displayは冒頭でも説明した通り、iPadをPCのサブディスプレイにすることを可能にするソフトです。

Duet Displayのインストール方法

 Duet DisplayもEasyCanvasと同様に、PCとiPadの両方にソフトをインストールし起動するだけで使用できます。 それぞれ以下のリンクからインストールしてください。

Duet Display

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Duet Displayをインストールするときの注意点

 EasyCanvasとDuet Displayを併用する場合、Duet Displayを先にインストールしてください。なぜそうなるのかはわかりませんが、Easy Canvasをインストールした後にDuet Displayをインストールするとうまく動作しないことがありました。うまく動作しないときは再インストールしてみてください。

Duet Displayの使用・併用方法

 Duet Displayの使用方法はEasyCanvasと同様、PCとiPadそれぞれのソフトを起動するだけです。EasyCanvasと同様にPCのソフトはインストールするだけで常駐ソフトとして勝手に起動するため、USBでiPadをPCに接続してiPadのアプリを起動するだけです。アプリと起動すると図6の画面が表示され、しばらくするとPCと接続されPCの画面が表示されます。

図6
図7

 こちらもタスクバーのDuetDisplayのアイコンから詳細設定ができます。アイコンをクリックすると画面が表示され、解像度やフレームレート、パフォーマンスの設定ができます(図7)。ですが、EasyCanvasと併用する際は解像度以外の設定はいじる必要はありません。(詳しく検証していないので絶対とは言えませんが、フレームレートやパフォーマンスの設定を変更してもEasyCanvasの動作に影響は出ませんでした)

 解像度をiPadの最大解像度に設定したらiPadでEasyCanvasを起動します。このときiPad上のDuetDisplayは終了せず、Appスイッチャー上に残しておきます。こうすることで、DuetDisplayをバックグラウンドで起動させ、PCに仮想のディスプレイが出来た状態が保たれます。

 そして、EasyCanvasに切り替えたらタスクバーのEasyCanvasのアイコンから「Serect Display」を選択し、DuetDisplayによって生成された仮想のディスプレイを選択します。

 すると、EasyCanvas上にフルでPCの画面が表示されるようになります(図8)。もちろんアプリ上で「Apple」を選択することで筆圧感知も正常に行えます。

図8 EasyCanvas画面

 iPadの解像度はかなり大きいため、普通に使用するとアイコン等が小さくなってしまい使いにくい場合があります。その際はWindowsの「設定」から「システム」を選択し、「ディスプレイ」項目から表示スケールを100%から150%くらいに変更してみてください。

XDisplayと併用する方法

 こちらの方法では現時点でiPadの最大解像度で利用することが出来ないのですが。その代わり無料で利用することが出来ます。つまり、併用した状態で2週間無料で使うことが出来ます。

 現在使用しているWindows環境で遅延なく使用できるかどうか無料で検証できるため、こちらで試してみて、使えそうであればEasyCanvasとDuetDisplayかダミープラグを購入することをお勧めします。

XDisplayのインストール方法

 XDisplayも同様に、PCとiPadの両方にソフトをインストールし起動するだけで使用できます。 それぞれ以下のリンクからインストールしてください。

Splashtop Wired XDisplay – Extend & Mirror

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XDisplayの使用・併用方法

 さて、こちらとEasyCanvasを併用する方法ですが、基本的にDuetDisplayと併用する方法と変わりません。PCとiPadそれぞれのソフトを起動するだけです。PCのソフトはインストールするだけで常駐ソフトとして勝手に起動するため、USBでiPadをPCに接続してiPadのアプリを起動するだけです。アプリと起動し、しばらくするとPCと接続されPCの画面が表示されます。

 そしたらiPadでEasyCanvasを起動します。このときDuetDisplayのときと同様にiPad上のXDisplayは終了せず、Appスイッチャー上に残しておきます。

 そして、EasyCanvasに切り替えたらタスクバーのEasyCanvasのアイコンから「Serect Display」を選択し、XDisplayによって生成された仮想のディスプレイを選択します。

 すると、EasyCanvas上にフルでPCの画面が表示されるようになります。

ダミープラグを使用する方法

 こちらの方法が現時点で最もおすすめする方法になります。理由はDuetDisplayやXDisplayを起動する手間がかからないというのと、DuetDisplayやXDisplayを使用した場合、iPadを閉じると仮想ディスプレイまで消えてしまいまたいちいち起動しなおさなければならないという問題があるからです。ダミープラグを使用した場合そのようなこともありません。

 ただし、PCのGPUやグラフィックス・ドライバに左右されるためこの記事だけで再現することが出来ないかもしれません。場合によっては、再現不可能な場合がありますのであらかじめご了承ください。

ダミープラグの使用方法

 まず、ダミープラグを購入する必要があります。ダミープラグにはいろいろ種類があるのですが、「4K対応」のものであれば十分です。私はAmazonで「Amazon’s Choice」になっていた4K対応のHDMIダミープラグを購入しました。

 以下の流れでiPadの解像度の画面を作成します。

  1. ダミープラグをPCに接続する
  2. グラフィックドライバからダミープラグの解像度を変更する
  3. iPadを接続の後、EasyCanvasを起動する
  4. タスクバーのEasyCanvasのアイコンから「Serect Display」を選択し、生成された仮想のディスプレイを選択する

 流れとしては以上のようになっているのですが、手順の2で解像度を変更する手順が少しややこしくなっています。

 ここでは「Intel HD Graphics」での設定について解説します。NVIDIAやRadeonについてはこちらでは環境がありませんので、ググってみてください。手順としては同じようになるはずです。

  1. デスクトップ画面で右クリックし、「グラフィックスプロパティー」をクリックし、「インテル HD グラフィックス・コントロール・パネル」を起動する
  2. 「ディスプレイ」から「カスタム解像度」をクリックする
  3. 警告のウィンドウが出るので「はい」をクリックする
  4. 「ディスプレイの選択」からダミープラグで作られたディスプレイを選択する
  5. iPadの解像度とリフレッシュレートを入力して「追加」をクリックする

 リフレッシュレートを高く設定しすぎると、「カスタム解像度が最大帯域幅を超えています。」という警告が出て、カスタム解像度を追加できない場合があります。その際はリフレッシュレートを下げて追加してみてください。それでも追加できない場合はPCがiPadの解像度まで対応していないか、ダミープラグがiPadの解像度まで対応していません。

EasyCanvas使用時の注意点

 EasyCanvasをApple Pencilで使用中に何分間か放置しておくと、表示上はApple Pencilを使用していることになっているのですが、なぜかタッチ操作に切り替わっており、ペンが反応しないという状態になることがあります。原因は不明ですが、一度タッチ操作に切り替えてからもう一度applepencil操作に切り替えることで復活します

 なかなか面倒くさいので早く改善してほしいところです。

ClipStudio使用時の注意点

 ClipStudioをEasyCanvasで使う際は必ず、ファイル>環境設定>タブレット から「使用するタブレットサービス」を「TabletPC」に切り替えてください(図9)。これをしないと筆圧感知が出来ません。初回は必ずと言っていいほど引っかかるトラップなのでご注意を。

図9

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